キリン・トロピカーナ株式会社(社長:堤亮)は、果汁本来の持つ「自然」「おいしさ」「健康感」「栄養価」の価値を活かし、多様化が進む現代生活者の豊かで健康的な暮らしに貢献する企業として、2017年度も引き続き、積極的な事業活動を展開していきます。
2016年の清涼飲料市場は前年比101.4%とほぼ前年並みで着地。その中で果実飲料市場は前年比95.5%と減少。100%果汁市場においても前年比96.3%と経年的な下降傾向が継続した結果となりました。このような市場環境のなかで、当社出荷数量は前年比109%を達成。4年連続の成長となりました。
2012年以降、100%果汁カテゴリーを軸に長年培ってきたブランド資産を活かし、より幅広いお客様に「果実のおいしさと栄養」をお届けする、新たな商品群を積極的に展開してまいりました。発売3年目となった『トロピカーナ エッセンシャルズ』シリーズは、健康志向のニーズをうまく捉えた結果、年間出荷550万箱(前年比170%)を超え、健康意識の高いたくさんのお客様からご支持をいただくことができました。また、主力商品である100%果汁『トロピカーナ ホームメイドスタイル』や『トロピカーナ 100%』(ペットボトル)シリーズも堅調に推移し、販売を伸長させています。
オレンジの主要産地である米国フロリダでは病害や気候要因により収穫量が減少し、世界最大のオレンジ産地のブラジルでも気候不順等により、収穫量の減少や作柄が悪い状況が続いています。その結果、原料果汁は世界的に品薄や価格高騰の状況にあります。また、グレープフルーツも主要産地のフロリダでは、オレンジと同じ要因で収獲量の減少が続いています。この不安要因において、今後、日本のお客様に高品質な果汁商品を継続してお届けする環境は、ますます厳しさを増すものと思われます。 当社は株主であるペプシコグループとキリングループの調達ネットワークを活用し、日本のお客様に高品質な果汁商品を今後も継続してお届け出来るように努めてまいります。
【100%果汁】
変化するお客様のライフスタイルや嗜好に対応し、生活シーンに合わせ、パーソナルサイズ、ホームユースサイズともに新しいご提案をしてまいります。
100%果汁【トロピカーナ 100% まるごと果実感】
その名のとおり、果実をまるごと味わっているような「濃厚でギュッとつまった果実の味わい」を追求しました。今後増加が予測されている1~2人世帯のお客様にも、最後までおいしく飲み切っていただけるよう容量を考慮し、900mlにしました。さらに、「果汁飲料は飲む前に振ってから飲む」というお客様の声が多かったことから、キャップ付きの容器を新たに採用し、容量や容器においての利便性を向上させました。
100%果汁【トロピカーナ 100% オレンジ/マンゴー&パイン】
パーソナルサイズの100%果汁(ペットボトル)では、「おいしいのは当たり前、おいしさに加えて、より良いものを摂り入れたい」というお客様のニーズに応え、定番の「オレンジ」にフルーツブレンドの「マンゴ-&パイン」を加えて、ビタミンCをたっぷり摂れる栄養機能食品という栄養面での付加価値をつけました。冷凍可能なボトルのため、凍らせて保冷剤替わりにお弁当と持参し、溶けたらアイスやデザートとして楽しむなど、100%果汁の新たな楽しみ方を引き続き提案してまいります。
【トロピカーナ エッセンシャルズ】
忙しくて時間がなく、家族や仕事が優先で自分のことは後回しになりがちな30~40代女性に対して、「おいしいついでに栄養補給」を新たなキーメッセージとし、“不足しがちな栄養を摂取する事”をより“自分ごと化”として捉えてもらえるようなコミュニケーションを展開していきます。
【トロピカーナ 果実と乳酸菌】
現代日本人の食生活は変化を続け、欠食率が高まると同時に間食機会も増えています。食事の合間のおやつ替わりに、小腹を満たしたい時に、新たな果実のおいしさを感じていただける商品を提案。乳酸菌と組み合わせる事で、100%果汁とは異なる果実の美味しさをお楽しみ頂けます。
【PR活動】
2017年、日本人の生活における”果汁の再価値化と復権”を目指し、ライフスタイルやインサイトにあわせて生活に100%果汁を取り入れることの意味に気づいていただけるよう、年間を通じて戦略的に果汁の情報を発信していきます。
キリン・トロピカーナ株式会社は、『果実をチカラに!』をテーマに、世界のリーディング果汁ブランドとして果汁飲料の様々な魅力をこれからもお客様にお届けしていきます。