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果実のチカラ通信

Vol.1

CONTENTS

福田千晶先生インタビュー

毎日の果汁習慣で心身の疲れを防ごう!

健康科学アドバイザーとして、講演活動やメディア出演など多方面で
活躍されている福田千晶先生に、夏バテや熱中症を防ぐ方法や果汁を
生活習慣に取り入れるメリットなどを教えていただきました。

福田千晶先生 プロフィール

医学博士・日本体力医学会健康科学アドバイザー・日本医師会健康スポーツ医・日本人間ドック健診情報管理指導士・日本リハビリテーション学会専門医。慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科に勤務。1995年に医学博士を取得し、翌年からフリーランスの健康科学アドバイザーとして講演や執筆を主体として活動する。日本テレビ「ヒルナンデス!」、TBSラジオ「生島ヒロシの健康広場」など、テレビ・ラジオ出演多数。毎日新聞「日曜くらぶ」にて「福田千晶、くらしの健美法」(4週に1度)連載執筆中。近著に「どうしてもラーメンを食べたい人のための太らない食べ方」(阪急コミュニケーションズ)、「40代からはじめる もっと太らない体づくり」(笠倉出版社)など。

心身が疲労する“夏疲れ”は、
慢性疲労症候群の原因にも

一般的に、夏バテにかかる人は少なくないようですね。

「毎年6月頃から患者さんがいらっしゃいますね。“夏バテ”とは、自律神経の乱れなどによってなんとなく体調が悪い、疲れている、やる気がない、食欲がないといった症状を引き起こすもので、すぐに命に関わる危険性はありません。しかし、ひどい場合にはそのまま慢性疲労症候群へとつながる可能性もあります」

なんとなく夏は疲れやすいと感じる人が多いようですが、
どうしてでしょうか?

「夏バテまでいかなくても疲れやすいと感じてしまうのは、屋外と屋内の大きな気温差によって体力を消耗したり、高温多湿の環境下でも汗をかかない・汗が蒸発しにくいといった状況が続いて体温調節がうまくいかないこと、汗をかくために水分不足となることなどが挙げられます。また、これらの状況が続くこと自体が精神的ストレスとなったり、自律神経の乱れを引き起こして疲労感につながることもあります。 これらの“夏疲れ”を防ぐ、もしくはこまめに解消することで、暑い季節も健やかに、爽やかに乗り越えられますよ」

夏疲れを防ぐには、どうしたらいいでしょうか?

「体内の水分が不足すると、どうしても汗にまで水分がまわらず、汗をかきにくくなってしまいます。また体内に水分を吸収するためにはナトリウム(塩分)が不可欠なため、いくら水分を摂っていても同時に塩分を摂取しなければ水分補給にはなりません。ですから水分と少々のナトリウムは1日の中でちょこちょこ摂取するといいですね」

「もうひとつは自律神経の乱れを防ぐこと。体温調整は自律神経がコントロールしているのですが、睡眠不足やストレスなどで自律神経のバランスを崩してしまうと体温調整がうまくいかなくなり、さらに体力を消耗するという悪循環に陥ることも。きちんと汗をかきながら、心の疲れも残さないようにすることが快適な夏を過ごすポイントと言えますね」

果実ジュースには
幸せリラックス効果も

心の疲れを解消するにはどうすればいいでしょうか?

「リラックスしたり幸福感を感じることは、心の疲れを解消するのにとても効果的です。人間は良いイメージや経験値をメモリーして、次にまたその行為を繰り返そうとするメカニズムを持っています。例えば、疲れたときに爽やかな酸味や甘みがおいしく感じられるのは、過去にクエン酸などによって疲労回復が促進されたメモリーが残っているから。心の満足感は、疲労回復にはとても重要なんです」

何気なく飲んでいる果実ジュースによって
リラックスしているとも考えられるんですね?

「そう、その時々で身体が欲するものは、本当に必要な栄養素や成分をまかなえるものであることも多いのです。いくら身体に良いものであっても、おいしくなければ心は癒やされませんよね。そのとき自分がおいしい、飲みたいと思ったものを飲むことで得られるリラックス効果は馬鹿にできないんですよ。自律神経の働きから夏疲れを防ぐのに、果実ジュースを飲むのも非常におすすめですよ」

朝晩いつ飲んでも、
果実ジュースの効果はあり!

夏疲れを防ぐのにおすすめの果汁や、飲むタイミングはありますか?

「基本的にどんな果汁にも果糖とビタミンC、クエン酸は含まれるので、どんなジュースでも結構です。1日あたりの推奨量は体重や体調によって一概に言えないのですが、とにかく自分が『おいしい』と思える量、と考えていただければ結構です。果実ジュースのメリットは手軽であることも大きいですから。私の経験上、朝ごはんを食べていない人は夏バテになりやすいように思います。起床後は身体を動かすためにエネルギーが使われるため、エネルギー不足になると脳に栄養がいきにくくなります。すると自律神経の働きにも影響が出てくるため、夏バテにかかりやすくなってしまうのではと推測しています」

忙しくて朝食をとれないという方も多いようですが…。

「忙しい、食欲が出ないといった方には、まず果実ジュースを飲むことをおすすめしています。私自身も毎朝、必ず1杯の果実ジュースを飲んでいるのですが、糖分やクエン酸、ビタミンCなどが効率的に摂れるので非常に良いと思います。手作りのスムージーにしなくてはいけないなど、手間をかける必要はありません。なによりも大切なのは続けられること。いつでもどこでも手軽に飲める、市販の果実ジュースで十分ですよ」

身体の疲労回復には
“クエン酸サイクル”!

クエン酸には、疲労回復効果があるのですか?

「主に運動によって体内に乳酸が発生しますが、この乳酸を分解してエネルギー源とするためにはクエン酸が欠かせません。さらにクエン酸には老廃物をうまく排出させる働きも。日常生活の中でこまめにクエン酸をチャージすることで、乳酸や摂取エネルギーを効率的に代謝できる“クエン酸サイクル”は、アスリートはもちろん健康面からも非常に注目されています。柑橘系のジュースはとくにクエン酸が豊富ですから、朝だけではなく入浴後など、こまめにちょこちょこと飲むといいのではないでしょうか。クエン酸サイクルがうまく回ると、ダイエットにも効果的というデータも出ているくらいですし、夏太りの予防にも効果があるかもしれません」

「実は夏場は痩せる人よりも太る人のほうが多いという調査結果もあり、とくに女性はついつい糖分の多いスイーツ系を摂りすぎてしまう傾向があるようです。果実ジュースから果糖を摂取すれば、頭も心も満足して甘いものの食べ過ぎを防いでくれるでしょう。心の栄養にもなる果実ジュースは、夏疲れ予防、そして夏を快適に過ごす飲み物としておすすめです!」

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